自家製トニック続編

有名すぎるカクテル「ジントニック」。
残念ながらあまりにも一般的過ぎて「どこで飲んでも同じ」と思われがち。
よってお店による味の差を求められない。そんな側面もあるのではないのでしょうか?
しかしあくまでも個人的見解ですが、一杯のジントニックでそのお店の方向性が分かるような気がするのです。だからこそ楽しい。だからこそ自分の生き方を投影できる。
ジントニックは例えるならば「その家庭の味噌汁」の位置にあると思っています。
BARの味噌汁=ジントニック 個人的法則

LECLUBのスタンダードのジントニックは・・・
ゴードン47.3度+スダチ果汁(皮は入れない)+シュエップス・トニックウォーター
というシンプルなもの。スダチを使用する理由は一つ。ゴードンジン特有のボディの厚みは欲しいのですが、時代の流れによるアロマの減少をスダチの香りで補填したい。ただそれだけが理由です。
プレミアムジンを使えばその悩みは解消されるのでしょうが、カクテルの顔がジンのブランドになるのはどうしても避けたかった。
基本スタンダードなお酒を使ってカクテルを作るのがコンセプト。
あえてプレミアム品を使わずに美味しいものを作りたい。なぜなら私の仕事は「バーテンダー」。決して「素材案内人」ではありません。
ジントニックの混ぜ方の話は長くなるのでここでは割愛。間単に言うと・・・
ジントニック完成=「融合」「泡切り」「白濁」の三条件を揃えること。
ジンリッキーとは混ぜ方が異なる・・・などなど。

今回ご紹介するのは当店第二のレシピ「自家製トニックウォーター使用のジントニック」
そのトニックウォーターの作成過程を。
何度も何度もレシピを変え作り続けていますが、今回ご紹介するのは6回目の作成レシピです。
・ レモングラス1茎
・ スダチ3個
・ センブリ20ml
・ クエン酸20ml
・ 水300ml
・ シロップ60ml
レモングラスはみじん切りに。スダチは皮の緑の部分だけをチーズグレーターで削ります。果汁を入れるのが一般的な作り方ですが今回は省きます。
トニックウォーターの肝であるキニーネは手に入りません。お店にあるキナ系のリキュールを煮詰めて強引に「キナ使ってます!」と言おうと思ったのですが、欲しいのは「苦味」であり「キナを使ったという事実」ではないので、ここは代用を考えます。
まず思い浮かぶのがゲンチアナ。しかしこれも気軽に手に入らないので同じリンドウ科センブリ属の「センブリ」が候補に浮上。早速これを代用として使ってみることに。
細かく刻んだレモングラス、スダチ果皮、センブリ、クエン酸、水を加え沸騰させます。沸騰したら温度を70度に設定し蓋をして20分そのまま放置します。その後コーヒーフィルターで漉し、シロップを加えて混ぜ、冷めたら出来上がりです。

出来上がったトニックウォーター原液にジンを加えてジントニックのベースが出来上がります。炭酸を加えるアプローチに関しては、人それぞれ考え方があると思います。ミドボンが一般的でしょうか。Perliniシェーカーでジン自体を炭酸化してしまう方法もいいですね。原液をトニックシロップに見立ててシンプルに炭酸を加えて割る・・・・など様々ですね。

いつもと違うジントニック、いかがでしょうか。
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by leclub-matsuyama | 2015-07-09 19:06
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