『財布の中に10円「も」ある』人生

約12年前、とあるバーを経営していたマスターが僕に言いました。
「村田君、最近忙しい?」
この「最近忙しい?」という言葉は業界人の挨拶のようなもの。このあたりの業界人は「最近忙しい?」「ヒマですねー」「うちもヒマなんよー」という当たり障りのないしょうもない会話をするみたいです。でもそんな会話から正のエネルギーもバイタリティーも生まれるわけがない。負のエネルギーの会話です。本当に「ヒマで死にそうなくらいしょうがない」のであれば仕方がないですが、慣用句のように言い合うのはどうかと思います。業界人同士だからこそ高めあう必要性があるのではないだろうかと。
12年前の話に戻りますが、「村田君、最近忙しい?」と聞かれて僕は「忙しいです」と答えました。そのバーのマスターは僕の応対にムッとして(この時点でどうかと思いますが・・・)こう言いました。
「村田君のお店はオープンしたばっかりだからねぇ。そりゃ客は来るよね。うちなんて何年もやってるから固定客ばかりで全然だよ。」と。うーん・・・果たしてそうなのだろうか・・・・
そして12年経った今日、そのマスター(厳密にはお店を閉めているので元マスター)と偶然会いました。今は別のお店で雇われて働いているようですが、その元マスターに「村田君、最近忙しい?」と聞かれました。12年前と同じ質問です。僕は言いました。「はい、忙しいです」と。するとその元マスターは言いました。
「村田君のお店は何年もやっていて、嫌でも名前が知れているから客が来るんだよ。」
まず始めに言っておきますけど、この話はとても低レベルな話です。HPの啓蒙講座に載せるまでもないくだらない話しです。まあ何といいましょうか、何でもケチってつけれるものだなぁって思いました。怒る気にもなりませんし、その思想の乏しさを哀れに思いました。この人は12年経っても何も変わってない。12年経っても変わってないということは退化している証拠。この人は自分が知らないもの、面白くないものに全て文句を言い続けてきたんだろうなって思いました。文句を言い続けることによって自分を擁護してきたんだろうなと。その人にとってのこの12年間というのは聞いた話では大変だったという話。まあそれは別にいいのですが、そのような大変な経験をしたのにもかかわらず、そういう思想が変わってない。ただ闇雲に変わればいいというものではありませんが、どのようなつらい経験や貴重な経験をしたところで、変わらない人は全く変わらないんだなと思いました。当たり障りのない会話とは言葉では言いますが、その場の空気を作ってしまう大事なものです。もっと大切にしたいものです。
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by leclub-matsuyama | 2006-08-27 00:48
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